下記は出版の流れをおおまかにまとめたものです。STEP1は著者さま、STEP2以降は主に出版社が行いますが、各工程で著者様に確認いただいたり、原稿の修正を依頼する場合もございます。それぞれのSTEPでどのようなことを行うか、ご説明させていただきます。
STEP01.契約(約1か月)
著者様にて執筆された原稿を弊社に送っていただき、内容を拝見させていただきます。
出版部数や配本方法、著作料などをご相談させていただき、合意の上で出版契約を結びます。
STEP02.企画(約3か月)
原稿を書籍化するために編集と校正を行います。誤字脱字、仮名遣い、語句の統一性等をはじめからおわりまで通しチェックします。
著作物のチェックもここで行います。画像やイラストも含めDTPソフトで本文のレイアウトを決めます。必要に応じて追加のイラスト制作や写真撮影を行います。
ISBNコードを取得して、JPO出版情報センターのデータベースに書籍情報を登録し、併せて取次店へ新刊の案内をします。
書籍の表紙・見返し・カバー・帯のデザインや紙質を決める装丁作業もここで行います。
STEP03.印刷(約2か月)
印刷会社にデータを引き渡すためのフィニッシュワークを経て、印刷会社にデータを入稿します。
印刷会社では入稿されたデータを印刷用データとしての最終チェックを行い、修正が必要な場合に校正のやり取りをします。
校正のやり取りは1回目を校1、2回目を校2…と重ねていきます。校正が完了することを校了といい、校了後印刷工程に入ります。
印刷が終了すると、印刷物を製本し、カバー・帯をつけて書籍が出来上がります。流通分を除き、所定の納品先へ納品されます。
STEP04.配本
少部数の場合、企画段階で取次店経由で全国の書店及びネット書店へ新刊のご案内をしていただきますので、事前に注文いただいた書店さまへ配本されます。
全国の書店へ配本された書籍は書店員さんの手で棚に並べられていきます。
STEP05.精算
出版後、売れ行きが好調な場合は増版します。
納品から半年後を目安に取次店で保管していた在庫や流通していた書籍が返品されることもあります。
著作料の計算は売上の精算を経て、8か月後を目安に行います。